1995-09-06 ArtNo.3038
◆<馬>ツー・テアー制度下にマーチャント・バンク規制も緩和
【クアラルンプル】マレーシア中央銀行は商業銀行に対するのと同様マーチャント・バンク部門にもツー・テアー・システムを導入、基準を満たした1級マーチャント・バンクには国内における預金業務やフィー・ベース業務を認める方針だ。
中央銀行のアハマド・モハド・ドン総裁が4日開幕した金融業界トップ管理職のセミナーで語ったところによれば、1級マーチャント・ンバンクには独自口座を設けて外貨やディリバティブ取引を手掛けたり、100万Mドル以上の国内個人預金サービスを提供することが認められる。1級マーチャント・バンクの認定を受けるためには株主資本を今年末までに2億5000万Mドル、1998年末までに5億Mドルに拡大せねばならない。また2000年までには払込資本も5億Mドルに拡大させる必要がある。これらのマーチャント・バンクはフィー・ベースの業務を積極的に手掛け、資本、資産、管理、収益、流動性に関するCAMELの基準を満たさねばならないと言う。(BT:9/5)
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