2002-12-23 ArtNo.30365
◆Indo Rama、US$1.2億投じ重合プラントを拡張
【ナグプル】指導的ポリエステル生産業者のIndo Rama Synthetics(IRS)は、マハラシュトラ州Nagpur近郊Botiburiに設けた重合プラント(polymerisation plant)に約580クロー(US$1.199億)を追加投資し、拡張する計画だ。
インディアン・エクスプレスが12月20日報じたところによると、近くIndo Rama Synthetics (I) LimitedとIndo Rama Textiles Limitedの2社に分割再編される予定のIRSの拡張計画は2段階に分けて進められる。第1段階では約80クロー(US$1654万)を投じ、紡績部門を拡張、第2段階では約500クロー(US$1.034億)を投じ、ポリエステル短繊維(PSF:polyester staple fibre)部門を拡張する。約275クロー(US$5687万)は借入で賄われ、ドイツの金融機関2社、IKB Deutsche Industriebank AGとDEG-Deutsche Investitionsから融資を受ける。またドイツ企業Zimmerと技術提携を結び、新技術の導入を図る。これによりポリエステルの年間製造能力は現在の30万トンから50万トンに拡張される。
IRSのOP Lohia会長兼MDによると、輸出も回復し、繊維産業は好調に推移している。世界的にポリエステルは最もポピュラーな化学繊維だが、インドの国民1人当たりのポリエステル消費は1.4キロと、米国の8キロ、中国の4キロ、世界平均の3キロを、かなり下回っていると言う。
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