【ニューデリー】国営石油会社が12月15日に予定されていたディーゼル油価格の隔月見直しを見送ったにも関わらず、トラックのハイヤー料金は2～2.5％引き上げられた。
エコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが12月18／19日、インド運輸調査訓練基金(IFTRT:Indian Foundation of Transport Research and Training)の最新レポートを引用し報じたところによれば、トラックのハイヤー料金は、過去2週間に2度にわたり上方修正されており、運輸請負業者や小包予約会社のマージンは一層縮小する見通しだ。何故ならバルク荷送り人の運送料は下降しており、小包予約料金は据え置かれているため。
ディーゼル油のリッター当たり価格は1.19ルピー下降しており、2002年6月2日以来の純下降幅は1.70ルピーになった。しかしトラック運送料は過去2週間に路線により2～2.5％引き上げられた。この結果、2002年11月18日以来4週間にトラックのハイヤー料は4～5.5％上昇したことになる。
Delhi／Mumbai間の9トン積みトラックのハイヤー料金は1万2300ルピー、Delhi／Nagpur間は1万1900ルピー、Delhi／Kolkata間は1万7400ルピー、Delhi／Guwahati間は2万9700ルピー、Delhi／Hyderabad間は1万8600ルピー、Delhi／Chennai間は2万5200ルピー、Delhi／Bangalore間は2万450ルピー、Delhi／Ranchi間は1万3400ルピー、Delhi／Raipur間は1万2150ルピー、Delhi／Kandla間は8300ルピー、Delhi／Bilaspur間は1万2600ルピーとなっている。
ハイヤー料値上がりの理由としては、西海岸の諸港や南部における植物油や完成品のバルク輸入量が30％ほど増加していることが挙げられる。この他、季節的要因からパンジャブ州／ヒマチャルプラデシュ州／ハリヤナ州における植物油及びジャガイモの出荷量や、マハラシュトラ州／アンドラプラデシュ州におけるトマトの出荷量も増加していると言う。