2002-12-20 ArtNo.30339
◆Tisco、チタン計画事業化調査のコンサルタントを近く指名
【コルカタ】Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)は、チタニウム・プロジェクトの技術・経済的事業化調査を委ねる外国コンサルタントを近く指名する。
ビジネス・スタンダードが12月18日報じたところによると、TiscoのB Muthuraman重役(MD)はこのほど以上の消息を語った。それによると、Tiscoは最終段階の選考作業を進めており、2~3ヶ月以内にコンサルタントを指名する。事業化調査のコストは2~3クロー(US$41万-62万)と見積もられる。
Tiscoは2005-06年までに経済付加価値(EVA:Economic value addition=税引き後の営業利益-資本費用)ポジティブな企業に成るための成長戦略の一環として段階的に二酸化チタンの製造施設を設けることを計画している。これまでに既にタミールナド州政府とミネラル・サンド探査覚書を交換したTiscoは、ケララ州北部Kasaragod/Kannur両県の5100ha以上の地域の探査ライセンスを申請、ケララ州政府とミネラル・サンド探査に関する初歩的協議も進めている。
チタニウム以外の領域では、南アフリカにおけるクロム鉄プロジェクトに250クロー(US$5170万)近くを投資する計画だ。
昨年359万トンの鉄鋼製品を生産したTiscoの今年の生産量は目標とする380万トンを上回る見通しで、輸出も昨年の2倍に達するものと見られる。こうした中で鉄鋼価格の持続的上昇は、ボトムラインを一層押し上げる見通しと言う。
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