2002-12-18 ArtNo.30332
◆HP社、ITサービス部門の主要部分をインドに移転
【プネー】Hewlett-Packard (HP)サービス部門主任を務めるAnn Livermore女史は、このほど情報技術(IT)サービスの主要部分をインドに移転する計画を明らかにした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月14日伝えたところによると、最近、米国で催された金融アナリストらとの会合の席上、Livermore女史は、「コンサルティングやシステム統合市場顧客の価格圧力が高まっており、可能なものは何でもオフショアに移転する」と語った。それによるとHPは企業合併の成果を、どこまでコストをカットできるかにより判定している。同社は当初2004年までに25億米ドルをカットする目標を立てたが、目標期日を2003年に繰り上げた。そして今では今会計年度末までに30億米ドル削減することを目指していると言う。
ちなみにより低廉なサービスを求める顧客の需要に応じる必要から、米国の多くの情報技術(IT)企業は、米国のそれよりも大幅に低賃金で働く用意があるインド、中国、フィリピン、ロシア、メキシコのIT専門家を起用するメリットを最大限に汲み取る可能性を検討していると言う。
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