1995-09-06 ArtNo.3033
◆<星>ユノカル、SESメインボード上場
【シンガポール】米国カリフォルニア拠点の石油会社ユノカル・コーポレーションは4日、シンガポール証取(SES)と受託契約を結び、SESメイン・ボードに2次上場を果たした。
ユノカルのロジャー・ビーチ会長が契約調印式後語ったところによると、SESへの2次上場は同社の南アジア及び東南アジアにおけるエネルギー/インフラ関連事業投資の長期政策を反映したものである。短期的には年間平均4億~5億米ドルをアジア地域に投資する方針で、その内いくつかのプロジェクトの資金をシンガポールで調達することも検討している。同社は最近インドネシアの東カリマンタンで有望油田を発見、フィリピンでは近く国営ナショナル・パワー・コーポレーションから地熱事業2件を引き継ぐ。またタイにおける同社の天然ガス事業は益々多くの顧客を獲得。ミャンマーでは天然ガス事業の他、化学肥料工場や発電所にパイプラインによりガスを供給する計画が政府と協議されている。この他ベトナムでも野心的なプロジェクトが着手されていると言う。(ST,BT,LZ:9/5)
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