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2002-12-18 ArtNo.30323
◆ヒンドゥトゥヴァ、グジャラート州を席巻
【ニューデリー】インド人民党(BJP)は15日開票されたグジャラート州議会選挙でマスコミの予想に反して182議席中3分の2を上回る126議席を獲得、同州政権の座を一層強固にした。
ビジネス・スタンダードが12月16日伝えたところによると、今回のBJPの獲得議席は、前回選挙(1998)の117議席を9議席上回った。これに反して国民会議派のそれは前回の57議席から51議席に後退、Janata Dal-Unitedと無所属候補が各2議席を獲得した。残る1議席は取り消された。Maninagar地区ではNarendra Modi首席大臣が8万5000票を獲得再選を果たし、ヒンドゥー巡礼団の列車に対する襲撃事件が発生したGodhraでは、予想通りBJPが圧勝した。しかしKeshubhai Patel前首席大臣派が地盤とするSaurashtra地区におけるBJPの獲得議席は52から36に後退、暴動事件が発生したAhmedabadのKalupur地区では国民会議派が勝利した。
選挙結果は、中央におけるBJP政権の低調なパフォーマンスに関わらず、少数部族居住地区から都市部に至るまで、ヒンドゥトゥヴァ(Hindutva:ヒンドゥー民族主義)が有権者に受け入れられたことを示しており、Modi首席大臣も数日中に、再選される見通しだ。
開票後Ashoka Roadの党オフィスで記者会見したL K Advani副首相は、会心の笑みを浮かべ「選挙結果はメディアが如何に現実を遊離しているかを証明している」と語った。Modis首席大臣を庇護するグジャラート州出身のAdvani副首相にとって、今回の選挙には同相自身の政治的前途がかかっていた。選挙結果は、BJPの政治路線、即ちヒンドゥトゥヴァが有権者により受け入れられたことを示すものと受け取れるが、同相は、来年催される9州の選挙においてヒンドゥトゥヴァ強硬派やヒンドゥトゥバ穏健派が台頭する可能性を否定、それはメディアのイマジネーションに過ぎないと指摘した。
またSaurashtra地区におけるKeshubhai Patel前首席大臣勢力の後退は、Modi首席大臣にとって、二重の勝利と言えるが、BJP本部の指導体制にも影響が生じる可能性が有る。しかし記者から「Modi政権の勝利は、BJP政権が全国民主連盟(NDA)の綱領を捨て、『マッチョ・ヒンドゥトゥヴァ』を掲げる発端になるのではないか」と質問されたBJPのVenkaiah Naidu党首は、NDA綱領を堅持することを繰り返し強調した。
しかしBJP党内にも、Modi首席大臣の勝利が党の指導基盤にある種の変化を生じさせる引き金になるとの見方が生じている。BJPの某幹部は、「ヒンドゥトゥヴァを鼓吹するModi首席大臣が圧勝したことから、ヒンドゥトゥヴァを政治的護符にするものが増え、党のリーダーシップに影響を及ぼす可能性がある」と指摘した。
ちなみにBJPはラジャスタン州における4議席の補欠選挙も完勝した。
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