2002-12-16 ArtNo.30319
◆Jindal Strips、クロム鉄製造能力拡張準備
【ニューデリー】インド最大のステンレス・スチール・メーカー、Jindal Strips Ltd(JSL)は、オリッサ州におけるクロム鉱山ビジネスの拡張を計画している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月12日、JSL筋の言として報じたところによると、同社は現在オリッサ州Sukinda付近に80haのクロム鉱区を保持しており、同地周辺の新鉱区を物色している。
JSLはクロム鉱の生産能力を拡張する代わりに、クロム鉄の長期購買契約を結ぶ可能性やオリッサ州もしくはアンドラプラデシュ州の中小クロム鉄製造会社を買収する可能性も検討している。過去数年、両州の多くのクロム鉄製造会社が財政難に陥り、債権金融機関はJSLにこうした企業を買収するよう求めている。JSLは目下こうしたオファーを積極的に検討している。
JSLは来年、デボトルネッキングを通じ、ステンレス・スチールの年間製造能力を現在の40万トンから50万トンに拡張する計画だが、これに伴いステンレス・スチールの主要原料、クロム鉄の新たな供給源を確保する必要がある。JSLは目下アンドラプラデシュ州のVizagプラントで年間4万トンの高炭素クロム鉄を生産している。
JSLは過去1年間に借入の平均金利を14%から10%前後に引き下げることに成功した。このため今会計年度の金利支払いは昨年を30%下回り、1株益は2ルピー・アップすると言う。
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