【ニューデリー】インドを二輪車のコンポーネント・ハブにすることを目指すヤマハ発動機は、タイ拠点のYamaha Motor Asian Center Companyの代表チームをインドに派遣、地元コンポーネント・サプライヤーの施設や競争力を調査している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月12日伝えたところによると、Yamaha Motor India Pvt Ltd(YMIPL)の渋谷昌彦重役(CEO)はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、インドで調達されたコンポーネントは、世界の他の地域で活動するヤマハ子会社に供給される。YMIPLは傘下の部品納入業者が日本やタイに設けられたヤマハ・グループ子会社を訪問するのを支援している。これによりこれらの業者は、その製品を世界の他の地域で活動するヤマハ子会社に売り込むことができる。
YMIPLは、インドで製造された小型バイクを世界市場に輸出しており、この点にもインドを製造拠点として重視するヤマハの姿勢が反映されている。YMIPLは現在、その製品をアフリカ、南アメリカ、西アジア諸国に輸出しており、インド最大の二輪車輸出業者になっている。来年は製品の10%を輸出する計画だ。目下のところ125cc以下のバイクが輸出されているが、インドの国内販売においてもこの種のバイクに照準が合わされている。インドで現在販売されているバイクの大部分が100~125ccのカテゴリーに属しており、YMIPLが来年発売する予定のバイク2モデルも100~125ccのカテゴリーに属している。
目下のところインドネシアがヤマハにとってエコノミー・クラス・バイクの最大の製造拠点になっているが、今日の成長速度からすれば、インドがインドネシアに取って代わるのは時間の問題と言う。