【バンガロール】データプロジェクタ等の電子光学機器を開発・製造・販売するプラスビジョン株式会社(本社:文京区音羽)はインドの500クロー(US$1.034億)のプロジェクタ市場開拓に乗り出す。
エコノミック・タイムズが12月12日報じたところによると、目下のところインドのプロジェクタ市場はInFocus、Sharp、Epson、Toshiba等の総合機器メーカーにより支配され、これらの企業は低価格なアナログ・プロジェクタに照準を合わせている。しかし解像度が高く、メンテナンス・コストも低いデジタル・プロジェクタ市場の成長の潜在性は大きい。プラスビジョンは、来年、子会社のPlus Business Machinesを通じ一連のプロジェクタ製品をインド市場に紹介する。
Plus Business MachinesのVince M Jose取締役によると、同社はインド市場開拓の第1歩として、重量900グラムの世界一小さい携帯プロジェクタを発売する準備を進めており、ポータブル・コンピューティング装置にバンドルして販売する計画だ。
また第2段階では小売り網の構築を図り、先ずカルナタカ州Bangaloreに2クロー(US$41万)を投じ、陳列センターを設ける。その後2003年末までに、マハラシュトラ州MumbaiとDelhiにも、同様のセンターを設ける。これらのセンターには14種類のプロジェクタの他、最新のコピーボード(電子黒板)も展示される。センターにはデモ・ルームが併設され、顧客はこうした製品を実際に使用し、テストすることができる。
また米国のAVメジャー、Lutron及びCrestronと提携、総合的なオーディオ・ビデオ・ソリューションも提供すると言う。