2002-12-16 ArtNo.30310
◆サービス部門、年初9ヶ月に堅調な成長維持:CII報告
【ニューデリー】国内総生産(GDP)の約40%を占めるサービス部門は今年初9ヶ月(2002/4-12)も好調な成長を遂げ、中でも住宅金融は40%、セル式電話は78%の高成長をマークした。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月10/11日、インド産業連盟合同委員会(CII-ASCON)の調査報告を引用し、報じたところによると、調査されたサービス部門12業種中、3部門が驚異的成長を遂げ、また5部門が二桁、2部門が一桁成長をそれぞれ記録、マイナス成長は2部門にとどまった。
政府により予算面の優遇措置や奨励策が講じられたこともあって住宅金融会社の、融資認可額と実際の貸付額がここ数ヶ月急増している。これに伴い建設活動も10%の成長を見た。政府が民事執行法上の障害等、幾つかの問題点を克服するなら、住宅金融と建設部門は、一層の成長が望める。
テレコム部門も農村市場の開拓を加速、ある種の紛争を解決するなら、さらに急成長を遂げる見通しだ。
貨物輸送部門の成長は昨年同期の6.4%から10%に加速、内輸出貨物は6.2%から11%に、輸入貨物は7.2%から10%に、それぞれ成長速度を速めた。またホテル/観光部門は昨年同期の-10%から+12%に目覚まし復調を見た。
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