【ムンバイ】Intel CorporationとSiemensは、何れもインドのワイヤレス領域への投資を準備している。
インディアン・エクスプレスが12月5日伝えたところによると、SiemensのHelmut Struss重役(中国担当GM)とIntelのChristian Morales副社長兼GM(アジア太平洋地域)はマハラシュトラ州Mumbaiで開催された“2002 Global Asian Venture Forum”の会場で同紙に以上の消息を語った。
インテルは最近1億5000万米ドルのワールド・コミュニケーション・ファンドを創設したが、Struss氏によると、シーメンスもワイヤレス領域への投資に2000万米ドルの予算を組んでおり、取り分けアジア太平洋地域に照準を合わせている。最近中国で関係取引を成立させた同社は間もなくインドにおける取引に関しても発表する。
一方、Morales氏によると、インテルは1件当たり100万~500万米ドルを投資、802.11領域に関わる企業の3~10%のシェアを占めることを目指している。ちなみに802.11とは、米国電気電子技術者協会(IEEE:Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11委員会が標準化を進める無線LAN規格。しかし同氏はインドにどれほどの額を投資するかは明らかにしなかった。インテルは過去3年間にインド企業30社以上に出資、取り分けワイヤレス領域への投資に力を入れている。Morales氏によると、アジアには開発すべき多くのインフラが存在するが、ワイヤレス技術は新興市場においてずば抜けた成長を遂げている。インドはまた様々な技術の跳躍台として大きな潜在性を備えていると言う。