SEAnews 2002-12-09 ArtNo.30277

【バンガロール】Polaris Software Lab Ltd(PSLL)の来年度売り上げは、Citigroupの未上場子会社Orbitech Solutions買収に伴い、四半期ごとに5～8％の成長を遂げる見通しだ。
PSLLのArun Jain会長兼ＭＤはこのほど催された証券アナリストらとの会合の席上、以上の見通しを語った。ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月4日伝えたところによると、今年5月に合併計画を発表したPolarisは10月に株式の交換比率に見直しを加えた。新比率はPolaris10.66株に対してOrbitech25株。合併は2002年11月1日に発効した。当局の正式認可も2003年1－3月の間に得られる見通しだ。
新事業体の今年下半期のマージンは28～30％と見積もられる。来年度は契約額500万～1000万米ドルの顧客が10社、同100万～500万米ドルの顧客が12社、同5万～10万米ドルの顧客が27社と予想される。これまでPolaris営業額のほぼ50％に貢献して来たCitigroupとNECは、四半期ごとに売り上げが5～8％成長しても、向こう数四半期は、その地位を維持する見通しだ。契約額500万～1000万米ドルの顧客には、この他AIG、Commerzbank、新生銀行が含まれる。銀行、金融、保険領域のサービス顧客が合併後の売り上げの80％を占めるものと見られる。
Orbitechの今会計年度上半期の売り上げは4043万米ドル、純益は1304万米ドルを記録、下半期(2002/10-2003/3)も3300万～3500万米ドルの売り上げが見込まれる。これに対してPolarisの上半期の売り上げは146.44クロー(US$3037万)、純益は23.63クロー(US$490万)だった。