【カンガル】昨年初から操業を開始したクアラ・プルリス拠点のボート製造会社プルリス・マリーン・エンジニアリングSdn Bhd(PME)は早くも海外市場の開拓に乗り出している。
アンワル副首相がPMEのドッグヤードを視察した1日、アズライ・イブラヒム重役(MD)が語ったところによると、同社は目下カンボジア及びミャンマーとパトロール・ボート等の売り込み交渉を進めている。プルリス州経済開発公社(PSEDC)とZentromax Sdn Bhdが60:40の出資率で設立した払込資本200万Mドルの同社は既に全長10メートルのパトロール・ボート(M$50万)をサバ海事局に納入、目下海事局から受注した800万Mドルの巡視艇と、ランカウィ開発局から受注した40万Mドルのハシケの建造に取り組んでいる。また警察局からは22隻総額6000万Mドルの攻撃用舟艇の建造注文も受けている。同社は目下オフショア・ボートやファイバーグラス製ボートの製造も計画、年商3000万Mドルの実現を目指していると言う。(STAR:9/4)