2002-12-04 ArtNo.30257
◆Fedders、アッサム企業と提携し室内エアコン市場に捲土重来
【ニューデリー】Lloyd商標エアコンの販売を手がけるFedders Lloyd Corporation (FLC)は、アッサム州の政府系企業と提携、再度消費者市場の開拓に本腰を入れる構えだ。
エコノミック・タイムズが12月1日報じたところによると、アッサム州政府が経営するAmtronは、FLCとの協定に基づき、製造した室内エアコンをFLCに納入するとともに、一部の製品をLloyd商標で販売する。FLCはアフター・サービスを提供する。
Lloydは1980年代までは家庭用エアコンのトップ・プレーヤーに数えられていたが、その後法人・団体向け販売に業務の重心をシフトした。その後も室内エアコンの販売を手がけて来たものの、主要プレーヤーではなくなった。
最近組織を5つの戦略ビジネス・ユニット-1)標準製品(室内エアコン)/2)国防・鉄道/3)冷却・蒸気吸収装置/4)輸送用空調機器/5)冷蔵装置-に再編したFLCは、ウッタルプラデシュ州Noida工場における消費者向け製品の製造をストップ、Amtronからアウトソースする方針を決めた。FLCはボリューム販売を現在の3万台から3倍以上に拡大する計画だ。AmtronがGuwahatiに設けた新工場は、ウィンドーズ、スプリット、ダクト・スプリット・エアコンを年間15万台製造する能力を備え、来月稼働する。
FLCは過去10年間に法人・団体部門、取り分け国防/鉄道/通信領域におけるエアコン・ビジネスの主要プレーヤーになったが、同成功を消費者市場でも再現することを目指している。
FLCのR Krishnan重役(CEO)によると、国防領域においては、過酷な環境下における製品の耐久性が重視されるが、同社は消費者市場におけるマーケッティングに際しても製品の耐久性をセールス・ポイントにする計画だ。
FCLは目下、傘下にディーラー80社、約250店舗のネットワークを有するが、これをディーラー450社、1000店舗に拡張する計画と言う。
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