2002-12-02 ArtNo.30242
◆日本郵船等5社がコーチン・ターミナル事業に入札申請
【コーチ】Cochin Port Trust (COPT)が募集した、見積もりコスト2000クロー(US$4.14億)のInternational Container Transshipment Terminal (ICTT)事業入札に、日本郵船他、4社が応募した。
ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが11月28/29日報じたところによると、ケララ州Kochi近郊Vallarpadamにおけるプロジェクトには日本郵船の他、英国企業CSX World Terminals、シンガポールのPSA、地元のLarsen & Tourbo(Chennai)及びMaersk India Pvt Ltd(Mumbai)が、締め切り期限の11月26日までに入札資格審査書類を提出した。
その実、COPTは2年前に同プロジェクトを入札にかけたが、その際はPeninsular & Oriental Ports (P&O) India1社が応札したにとどまり、COPTは今年10月に再入札を募集した。しかし今回はP&O Portsは入札を見合わせた。
この他、インド海軍が、軍用空港への大型航空機の離着陸に支障が生じるとの理由で、大型クレーンの据え付けに反対したことも、プロジェクト遅延の一因になった。同問題はA K Antony首席大臣がGeorge Fernandes国防相と会談した後、離着陸航空機のためのファンネルを設けることで、海軍との間に妥協が成立した。
ターミナルは、中央政府の民営化政策に基づきCOPTのリース地にBOT(建設/経営/引き渡し)方式により建設される。COPTは2003年3月1日に関係契約を発注することを目指している。ことがスケジュール通り運べば、ICTTは5年内にフル稼働する見通しと言う。
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