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2002-12-02 ArtNo.30236
◆9月期四半期のPC販売9.6%アップ
【ニューデリー】インドの今年9月期四半期(2002/7-9)のパーソナル・コンピューター(PC)販売は、不振なグローバルPC市況とは対照的に昨年同期比9.6%の比較的健全な成長を遂げた。
エコノミック・タイムズが11月28日、市場調査会社IDCの発表を引用し伝えたところによると、昨年は大量の小口取引が行われたが、今年は少なからぬ大口取引が行われ、今四半期には政府方面やテレコム部門における大口取引が成立するものと見られる。9月期四半期には減価償却の恩恵を享受するため、伝統的に法人部門のPC購入の著しい伸びが見られるが、消息筋によると、この種の取引の少なからぬ部分が、妥結せず今四半期に持ち越された。こうしたことからIDCは、今年12月期四半期のPC販売が昨年同期比15.2%、来年度は同22.4%の成長を見ると予想している。アナリストは、こうしたトレンドが持続するなら2003年度下半期には本格的な市況の回復が生じると見ている。これとは対照的に世界のPC販売は1~2%の成長が見込まれるに過ぎない。
今年9月期PC販売のブランド別シェアを見ると、ヒューレット・パッカード(HP)が引き続きトップを占めたが、前四半期の9.1%から7.5%にシェアを縮小させた。ナンバー2には、56万5000台を販売した地元HCLが浮上、以下Wipro、Zenith、Dellと続く。しかしいわゆるグレー・マーケットにおける地元アセンブラーの販売が、PC販売全体の69.4%と、前四半期の68.8%からさらにシェアを拡大した。
今年9月期四半期のノートブックPCの販売台数は1万2803台をマークした。多国籍ブランドがほとんど市場を独占、HPがトップ、IBMが2位につけた。
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