2002-11-29 ArtNo.30230
◆GAIL、RILにガス・パイプ・ラインの敷設請負提案
【ニューデリー】国営ガス会社Gas Authority of India Ltd (GAIL)は、Reliance Industries Ltd (RIL)に対し、パイプ・ラインを敷設し、後者がKrishna Godavari (KG)海盆で発見した日産4000万~5000万標準立方メーターのガスの輸送とマーケッティングを引き受けることを提案した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとエコノミック・タイムズが11月26日、GAIL筋の言として報じたところによると、パイプ・ラインはアンドラプラデシュ州Kakinada/Goa間の1300キロ、グジャラート州Jamnagar/マドヤプラデシュ州Bhopal/オリッサ州Cuttack間の2500キロ、沖合ガス田とKakinadaを結ぶ200キロの海底パイプ・ラインで、コストは1万1000クロー(US$22.75億)以上と見積もられる。GAILはパイプ・ラインの敷設だけでなく、ガスのマーケッティングも引き受ける。
KG海盆のガス埋蔵量は7兆立方フィートと見積もられる。RILはカナダ企業Niko Resourcesと共同で引き続き同鉱区の探査を進めており、目下第5試掘井の掘削が行われている。
GAILはこれ以前にCairn Energyと、やはりKG海盆で発見されたガス資源をアンドラプラデシュ州でマーケッティングする契約を結んでいる。CairnはKG海盆のAnnapuraと命名された深海鉱区で約1兆立方フィートのガスを発見した。GAILは、Cairn Energyが経営するRavva鉱区で採取した日量6600万標準立方フィートのガスのマーケッティングも請け負っている。
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