SEAnews 2002-11-26 ArtNo.30216

【チェンナイ】今年初7ヶ月(2002/4-10)の既成衣料品輸出は、量的には僅かな落ち込みを見たものの、製品価格の上昇に助けられ、額では昨年同期の24億5950万米ドルから25億1710万米ドルに2.3％増加した。
インディアン・エクスプレスが11月25日伝えたところによると、今年初7ヶ月の既成衣料品輸出は、一部品目価格の復調により救われた感が有る。トラウザーのユニット価格は10.08％、女性用ジャケットは17.26％、女性用コーディネートは12.92％、女性用ブラウスは2.62％の伸びを見た。しかし、男性用シャツ、Ｔシャツ、ジャージー、プルオーバー、女性用ドレス等、その他の品目のユニット価格は何れも3～9％下降した。しかしＥＵ向けユニット価格は、向こう数カ月も一層の復調が見込まれ、比較的良好な輸出の伸びが望める。
既製服輸出振興委員会(AEPC:Apparel Export Promotion Council)の発表によれば、今年初7ヶ月の輸出割当制諸国向け輸出は、昨年同期の20億3990万米ドル／5億5300万着から23億5030万米ドル／6億2130万着に、額で15.22％の成長を記録した。
同期の米国向け輸出は10億10万米ドル／1億6680万着から12億530万米ドル／2億4170万着に、額・量ともに大幅な伸びを記録した。
ＥＵ向けは9億1580万米ドル／3億4780万着から10億3720万米ドル／3億4370万着に、量的には僅かな落ち込みを見たが、額は顕著な増加を見た。業界筋によると、ＥＵ向け輸出は低迷状態を脱し、復調の兆しが生じていると言う。