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2002-11-26 ArtNo.30203
◆第10次5カ年計画期間のアルミ産業目標成長率8%
【ニューデリー】計画委員会(Planning Commission)は、アルミニウムの消費と生産が平行して拡大するとの前提に基づき、第10次5カ年計画期間の同部門の成長率を8%と予想している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月24日伝えたところによると、これは第9次5カ年計画期間の6%の目標成長率を2%ポイント上回っている。これにより第10次5カ年計画期間末には、国内のアルミニウム生産量が100万トンを僅かに上回るレベルに達する見通しだ。
計画委員会筋によると、これは、世界のアルミニウム生産全体の1%弱に相当する。インドのアルミニウム資源は、埋蔵量の上では世界の五指に数えられ、確認埋蔵量も世界全体の5%近い。にも関わらず、こうした控えめな成長率が予想されたのは、新規アルミニウム製造プロジェクトが望めないため。
現在の世界的趨勢からすれば、新規アルミニウム・プロジェクトが規模の経済性を実現するには年産40万~50万トンのキャパシティーを備える必要がある。しかし低水準の国内需要からすれば、この種の大型プロジェクトが実行される可能性は少ない。このためインド・アルミ産業の成長は、国内の需給ギャップを埋めるためになされる既存設備の拡張だけにより牽引されることになる。
こうした見通しは、計画委員会のコンセンサスに基づくものだが、同委員会は、実際にはより高い成長も可能と見ている。
ちなみに世界のボーキサイト確認埋蔵量は650億トン、これに対してインドのそれは30億トン、世界のアルミナ生産能力は5800万トン、インドは270万トン、世界のアルミニウム生産能力は2600万トン、インドは70万トンとなっている。
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