SEAnews 2002-11-25 ArtNo.30201

【アーマダバード】グジャラート州Vadodaraを拠点にする地場製薬会社Alembic Ltdは、治療薬領域におけるプレゼンス強化策の一環として向こう数ヶ月間に、抗菌剤／鎮痛剤／婦人科薬品／心血管障害治療薬／糖尿病薬／栄養剤等、一連の製品を発売する。
エコノミック・タイムズが11月22日報じたところによると、アレンビックのAtul Barman副社長(製剤担当)は同紙に以上の計画を語った。それによると、先ず新世代セファロスポリン(cephalosporin)グループの薬品を発売、抗菌剤ポートフォリオを拡張する。セファロスポリン市場は900クロー(US$1.86億)と見積もられ、年率13％の成長を遂げている。同社はセファロスポリン市場への進出に本腰を入れる。アレンビックは向こう3年間に4～5種類のセファロスポリン薬品を発売することを目指しており、同カテゴリーは向こう1年半の間に年商30クロー(US$620万)のビジネスに成長するものと見られる。
心血管障害／糖尿病治療薬領域に関しては、アレンビックは、いわゆるシンドロームＸ(Syndrome X)と称される症状の治療に照準を合わせている。こうした症状には耐糖能障害(glucose intolerance)、異常脂質血症(dyslipidemia)、高血圧、インスリン抵抗性症(insulin resistance)が含まれる。こうした一連の症状を治療するため、患者は一般に大量の薬品を服用せねばならないが、アレンビックは服用量を最小限に抑えることを目指している。
栄養剤領域に関しては、近く3～4種類の製品を発売する。同社は既にタンパク質補給剤“Protinule”等の製品を販売している。
婦人病治療領域については止血や鉄分補給のための一連のTransaemic Acid製品を準備していると言う。