2002-11-25 ArtNo.30189
◆Durgapur Steel、鋼線製造計画の採算性調査委託
【コルカタ】国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)傘下のDurgapur Steel Plant (DSP)は、Industrial Finance Corporation of India (IFCI)に鋼線(wire rod)製造プロジェクトの採算性調査を依頼した。
ビジネス・スタンダードが11月22日報じたところによると、同プロジェクトは、余剰鋼片(billet)を原料に既存の設備/インフラを利用し、高付加価値の鋼線を年間30万トン製造しようと言うもので、必要投資は最小限にとどめられる。IFCIのチームはDSPを視察後、DSPのプロジェクト担当チームと詳細を協議した。SAIL取締役会は、IFCIの報告に基づきプロジェクト実行の可否を決める。
傘下工場への投資に際しては、既存施設の利用度向上を優先し、生産性の10%向上を目指すSAILは、こうした措置により1000クロー(US$2.07億)の追加利益を見込んでいる。同社は320クロー(US$6617万)を投じBhilai工場に長身レールの製造施設を増設する方針を決めている。SAILは来年度は設備の近代化に600クロー(US$1.24億)を投資する計画だ。
新コークス炉の建設には2003年1月までの完成を目処に1.46クロー(US$30万)が投じられる。SAILのデザイン・チームはMetallurgical & Engineering Consultants India Ltd(Mecon)と共同で同プロジェクトを進めている。
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