SEAnews 2002-11-25 ArtNo.30188

【ニューデリー】インフラストラクチャー6業種(石油精製/原油/石炭/ｾﾒﾝﾄ/電力/鉄鋼完成品)の10月の成長率は6.1％と、昨年同月の2.6％、前月(02年9月)の1.7％から顕著に加速した。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズが11月22日報じたところによると、この結果、工業生産指数(IIP)の26.68％の比重を占めるインフラ6業種の今年初7ヶ月(2002/4-10)の成長率は5.6％と、昨年同期の2％の伸びを大きく上回った。
今年10月にはIIPの2％の比重を占める石油精製業が11.1％と、昨年同月の－2.8％とは対照的な6業種中最高の伸びを見た。石油精製部門の年初7ヶ月の成長率も6.4％と、昨年同期の3.1％を上回った。
ＩＩＰの10.17％の比重を占める電力部門の10月の成長率は7.4％と、昨年同月の－0.2％から顕著な復調を見た。今年初7ヶ月の成長率も昨年同期の2.7％から4％に加速した。
セメント部門の10月の成長率は6.7％と昨年同月の4.6％を上回り、年初7ヶ月のそれは昨年同期の3.6％から9.3％に加速した。
鉄鋼部門の10月の成長率は5.7％と昨年同月の6.9％に及ばなかったが、年初7ヶ月の成長率は昨年同期の1.6％から7.3％に加速した。セメントと鉄鋼完成品は合わせてＩＩＰの7.12％の比重を占めている。
原油生産の10月の成長率も0.3％と昨年同月の1.1％を下回った。しかし年初7ヶ月の成長率は4.5％と、昨年同月の－2.3％から復調した。
また10月の石炭生産の伸びも3.7％と、昨年同月の9.2％に及ばなかった。しかし年初7ヶ月の成長率は昨年同月の3.2％から4.6％に加速した。