2002-11-22 ArtNo.30187
◆ステンレス・スチール製造業界、西側諸国並の消費実現目指す
【ニューデリー】ステンレス・スチール製造業者はインド国内の消費量に不満を抱いており、西側諸国と同水準の消費量と流通量を実現することを目指している。
インディアン・エクスプレスが11月20日伝えたところによると、昨年インドは75万トンのステンレス・スチールを生産、同年の世界生産は1900万トンを記録した。
国産ステンレス・スチールの76%は調理用器具の製造に消費されているが、世界的にはこの種の用途の占める比率はその半分程度である。インドではまた建設部門の比率が0.8%、運輸機器が1.2%、加工産業が11%だが、西側諸国においてこれらの部門が占める比率は順に11.6%、14.9%、19.4%となっている。インド・ステンレス・スチール開発協会(ISSDA:Indian Stainless Steel Development Association)メンバーは、国内主要産業のステンレス・スチール消費の低さに不満を抱いている。
ISSDAは12月5-6日にマハラシュトラ州Mumbaiにおいて4年に1度、2度目の国際会議を催す。ISSDAのNirmal Mathur会頭によると、今回の会議ではステンレス・スチールの利用普及を図ることが主要なテーマになると言う。
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