2002-11-22 ArtNo.30176
◆IPCL、PVCの年産能力を30万トンに拡大検討
【ニューデリー】Indian Petrochemical Corporation Ltd (IPCL)はポリ塩化ビニール(PVC)の年産能力を現在の15万トンから2倍に拡大する可能性を検討している。
ビジネス・スタンダードが11月20日、IPCL筋の言として報じたところによると、最終決定は国内原料供給に関する調査が完了した後に下される。
インドでは現在年間約80万トンのPVCが生産され、目下のところ需要と供給は均衡しているが、PVCの国内需要は年率約10%の安定した成長を遂げている。このため将来供給不足が生じるものと予想される。IPCLは、生産したPVCの少なからぬ部分を輸出しているが、設備拡張後は輸出を縮小し、国内供給に照準を合わせる方針だ。
Reliance Industries Ltd(RIL)に買収されて後、IPCLは既存の3プラントの生産を最大限に拡張する努力を重ねて来た。この結果、今年6-10月の間のポリマーの生産量は、昨年同期比16%拡大した。生産レベル拡大の目標は一応達成されたため、次の目標は現在の生産レベルを維持すること。IPCLはまた、約1000クロー(US$2.068億)を投じて二塩化エチレン(EDC:ethylene di-chloride)の製造能力を拡張することを計画しているが、同プロジェクトの借入/自己資本比率は未定と言う。
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