【ムンバイ】今年上半期(2002/4-9)のモーターサイクル輸出台数は5万5703台と、昨年同期比129％ジャンプ、ほぼ昨年通年の輸出台数5万6489台と同レベルに達した。
ビジネス・スタンダードが11月19日、インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の発表を引用し報じたところによると、今年上半期の輸出成長率は、国内販売の43％の伸びを遙かに上回ったが、業界筋は、「国内プレーヤーはより大きな量の輸出を目指しており、今年下半期にも一層大幅な伸びが見込める」と予想している。
Bajaj Auto Ltd(BAL)の輸出台数が2万1913台と、昨年同期(7010台)比300％以上増加、Yamaha Motor India(YMI)の1万8935台(7772台)を追い越し、インド最大のモーターサイクル輸出業者になった。ＢＡＬの輸出の大きな部分は同社が組み立て工場を有するコロンビア、イラン、インドネシア、ブラジル、スリランカに向けられている。ＢＡＬは技術パートナーの川崎と後者製250ｃｃ未満モーターサイクルの輸出ハブを務める交渉を進めている。
一方、世界の25カ国にその製品を輸出するＹＭＩは、来年は55万台の年産能力の10％を輸出する計画だ。
国内市場をリードするHero Hondaの輸出台数も昨年同期の6924台から1万130台に激増した。
国内販売同様今年上半期のスクーター輸出は昨年同期の1万4797台から1万2200台に17.5％の落ち込みを見たが、ホンダが完全出資するHonda Motorcycle and Scooter India (HMSI)は9月に3170台を輸出、国内販売同様輸出も拡大させた。
ＢＡＬのスクーター輸出は、モーターサイクルとは対照的に最大の落ち込みを記録、同社の125ｃｃマニュアル変速スクーターの輸出台数は昨年同期の4100台から1793台に縮小した。