2002-11-19 ArtNo.30161
◆Tata Steel、自動車部門への鋼材供給35%アップ
【ムンバイ】Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)の今年上半期(2002/4-9)の自動車部門に対する鋼材納入量は18万7282トンと、昨年同期の13万8816トンに比べ35%増加した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月16日伝えたところによると、自動車業界向け冷間圧延(CR)鋼材の納入におけるTiscoのシェアは1年前の18%から29%に拡大した。今年上半期には、取り分けTata Engineering & Locomtoive Company Ltd(Telco)に対するスキンパネルの納入量が9683トン(3784トン)に、Mahindra & Mahindra(M&M)のそれは6426トン(4762トン)に、それぞれ拡大した(括弧内は昨年同期の数字、以下同様)。またCR鋼材の納入量はHyundai6413トン(3151トン)、Hindustan Motors2947トン(685トン)、Bajaj Auto2966トン(1577トン)、Honda Motor Cycle & Scooter (I) Ltd 571トン(177トン)、TVS Motors192トン(2トン)、Ashok Leyland1044トン(408トン)と、何れも増加した。Tiscoは今会計年度に入って新たにFordに対する納入を開始したが、LMLとBajaj Tempoに対する納入量は下降した。
Tiscoの今年上半期の家電メーカーに対する納入量も2540トン(1540トン)に顕著な増加を見た。
TiscoのB. Muthuraman重役(MD)によると、Tiscoは乗用車メーカーに、重要材料とされるイナー・パネルとエクスターナル・スキンパネルを納入した。イナー・パネルの納入量は1万1363トンと、昨年同期の3711トンから激増した。取り分けTelcoとHyundai及びHindustan Motorsに対する納入が拡大した。
今年上半期のエクスターナル・スキンパネルの納入量も昨年同期の475トンから1800トンにジャンプした。TelcoとHindustan Motorsが同鋼材のエンド・ユーザーである。この他、FordはTisco製鋼材を購買することを既に認めており、Maruti Udyog Ltd(MUL)も認可処理中と言う。
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