SEAnews 2002-11-18 ArtNo.30152

【ニューデリー】ドイツの自動車会社Volkswagenは2003年3月に軽商用車の装甲車バージョンと救急車バージョンをインド市場に投入する。
ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが11月13日伝えたところによると、Volkswagen AGのHarold Franke課長(商用車輸出担当)は記者会見の席上以上の消息を語った。それによると当面完成車を輸入販売し、装甲車バージョンに関しては販売台数が150台に達した時点でノックダウン製造を開始する。地元部品を最大限利用するとともに、装甲車の製造技術を地元に移転する。このため同社は今月末までに完成車の輸入許可を政府に申請する。
車両総重量(GVW:gross vehicle weight)2.6～4.6トンの軽商用車は、治安部隊や医療機関をターゲットに販売される。販売は子会社Skoda Autoの地元ディーラーにより手がけられ、パーツはSkoda及びVolkswagenのディーラーにより供給される。
Volkswagen軽商用車部門のインド代表を務めるAshok Jain氏によると、目下のところは軽商用車に照準を合わせており、ミニバス、ミニバン、キャラバン、救急車等、軽商用車の全モデルを製造する計画だ。来年はマルチ・バンを製造、大型トラックをインドに輸入することも検討していると言う。
フォルクスワーゲン筋によると、乗用車を製造する別のプロジェクトのパイプも敷かれている。ラジャスタン州政府筋によると、同州政府はBhiwadiの土地をフォルクスワーゲンのために確保しており、税制優遇措置を含む同州政府のオファーは目下フォルクスワーゲン本社により検討に付されていると言う。