2002-11-18 ArtNo.30151
◆ブリヂストン、タイヤ合弁事業のACC/Telco持ち分買収
【ニューデリー】ブリヂストンは、インドにおけるタイヤ製造合弁事業Bridgestone ACC India Ltd(BAIL)の26%のシェアを、パートナーのAssociated Cement Companies Ltd (ACC)及びTata Engineering & Locomtoive Company Ltd(Telco)から買い取る方針を決めた。
ビジネス・スタンダードが11月14日消息筋の言として報じたところによると、ブリヂストンは10月31日の取締役会で以上の方針を決定した。これによりブリヂストンのBAIL持ち分は64%から90%に拡大する。ACC取締役会は9月19日の会議で、Telco取締役会も10月の会議で、それぞれ19.56%と6.44%のBAIL持ち分を売却することを承認した。BAILの155.2クロー(US$3209万)の払込資本は維持され、第4のパートナー、三井物産も10%の持ち分を維持する。地元パートナー2社の持ち分売却によりBAILは100%外資に所有されることになる。
ブリヂストンの合弁会社への投資額は99.68クロー(US$2061万)から139.68クロー(US$2888万)に拡大するが、ブリヂストンがACCとTelcoに実際に幾ら支払うかは伝えられていない。
ブリヂストンは合弁事業の拡張を計画しており、近い将来新資金を注入するものと見られる。ACCとTelcoは非中核ビジネスの合弁事業に一層の資金を注入する考えはなく、このため持ち分売却を決めたものと見られる。
合弁会社の外資出資率は1997年に51%から74%に拡大され、三井物産が新たにパートナーに加わるとともに、ブリヂストンの持ち分が64%に拡大された。
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