2002-11-18 ArtNo.30143
◆伊藤忠化学品貿易子会社、キャッシュ&キャリー進出も検討
【アーマダバード】インド国内で合繊原料の販売を手がける伊藤忠商事の系列会社Chem-Resources Trading Private Ltd(CRTPL)は、産業顧客向け輸入品卸売り業務を拡張する一方、キャッシュ&キャリー・ビジネスに進出する機会を探っている。
エコノミック・タイムズが11月14日消息筋の言として報じたところによると、CRTPLはまたバルク輸出のための卸売り事業も検討している。
CRTPLは伊藤忠の国際業務を支援する戦略拠点を務めるため外国協力事業認可(foreign collaboration approval)を取得している。しかし同認可は事前に許可された品目の輸出とバルク輸入に限定されており、小売りビジネスを手がけることは認められていない。
こうした中でCRTPLは、キャッシュ&キャリー・ベースで卸売り業者/流通業者/工業消費者向け輸入品の仕入れ・販売を手がけ、またバルク輸出のための卸売り業務に乗り出すことを計画している。しかしこれらは、外国協力事業認可規則の範囲内で行われ、同規則に反する小売りビジネスは含まれない。
CRTPLは伊藤忠がインド国内に設けた合弁会社の製品の取引の他、伊藤忠のインフラストラクチャーや産業プロジェクトに支援を提供することも認められていると言う。
|