【プネー】モーペッド製造業者からバイク・メーカーへの変身を図るKinetic Engineering Ltd(KEL)は、向こう2ヶ月間に既存バイク2モデル、Challenger(100cc)とＧＦ(125cc)のアップグレード・バージョンを発売する。
エコノミック・タイムズが11月11日伝えたところによると、ＫＥＬのSulajja Firodia重役(MD補)はこのほど以上の消息を語った。それによるとチャレンジャーには110ｃｃバージョンが、またＧＦには150ｃｃバージョンが加わる。ＫＥＬは同2モデルの既存バージョンの製造を停止しており、在庫整理を図っている。
一方、ＫＥＬとKinetic Motor Company Ltd(KMCL)は今会計年度上半期、共に赤字を計上した。ＫＥＬは第1、第2四半期共に赤字、ＫＭＣＬは第2四半期に黒字を回復した。
赤字の主因は、製造業務の重心をモーペッド／2ストローク・モデルからモーターサイクル／4ストローク・モデルにシフトするため、第1四半期に両社とも45日間操業を停止したため。Firodia女史は、斜陽のモーペッドの製造を続ける限り、業績が一層悪化するのは目に見えており、製造業務の重心転換は将来に対する投資と語った。ＫＥＬの経営を黒字に転換するには月間8000台前後の販売が必要とされるが、10月には同目標ををほぼ実現、来年1月までに月間1万台の販売を目指すと言う。