2002-11-14 ArtNo.30135
◆Chinalco、US$3.62億アルミ精錬事業計画
【ニューデリー】米国のAlcoa、カナダのAlcan Aluminiumに次ぐ世界第3位の資産規模(US$43億)を誇る中国の国営アルミニウム会社Aluminium Corporation of China (Chinalco)は、1750クロー(US$3.62億)を投じ、インドに年産12万トンのアルミニウム製錬施設とキャプティブ発電施設を設ける計画だ。
ビジネス・スタンダードが11月12日伝えたところによると、中国の大手アルミ会社6社が合併し、2001年2月に発足したChinalcoは、1750クローの内1225クローは借入で、525クローは自己資本で賄う。合弁会社Kutch Alumina Power & Coke Company Ltd (KAPCCL)には、Chinalcoが50%、262.5クロー出資する。Chinalcoは既に払込資本50万ルピーのKAPCCLを設立、インド政府の認可が得られたなら、直ちにプロジェクトに着手する。
インド政府は冶金部門のプロジェクトには外資の100%出資を認めおり、鉱業省は目下、Chinalcoの投資申請に検討を加えている。インド政府はこれまで中国投資家による少なからぬプロジェクトを、計画規模に比して実際の投資額が小さいことを理由に棄却している。外国投資促進局(FIPB)は次期会議の席で、Chinalcoの計画に裁定を加えるものと見られる。
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