【ニューデリー】応用経済調査全国委員会(NCAER:National Council of Applied Economic Research)は、このほど「9月のインフラストラクチャー部門の顕著な成長鈍化やその他の変数の下降は、向こう数カ月間に工業生産の伸びが一層鈍化することを暗示している」警鐘した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月12日、伝えたところによると、NCAERは月曜に発表した月間経済レポート“Macrotrack”の中で今年上半期(2002/4-9)の中核インフラストラクチャー部門(原油/石油精製/石炭/電力/セメント/鉄鋼完成品)の成長率は6%を記録したものの、9月の成長率は前月の6.9%から1.7%に減速した。中核インフラ部門は工業生産指数(IIP)の26.68%の比重を占める。取り分け石炭とセメント部門は昨年9月には10%以上の成長を記録したが、今年9月の伸びは1%を下回った。先月の銀行貸出と商業部門向け銀行貸出も周期的な景気後退の兆候を示していると言う。