1995-09-04 ArtNo.3013
◆<馬>ムカル・イダマン、インフラ事業関連複合企業に変身
【ペナン】ペナン大橋の経営者ムカル・イダマンSdn Bhdは来月半ばまでに企業3社の買収を完了し、インフラ関連事業を中核としたコングロマリットに変身を遂げる。
ムカル・イダマンのアズマン重役(MD)によると、同社は目下化学製品会社のアシドケム(M)Bhd、道路建設と有料道路の経営を手掛けるメタコープBhd、土木建設会社のニックマット・プランタル(M)Sdn Bhdの買収を図っており、証券委員会は既にアシドケムの52.5%権益取得を認可している。昨年8月にペナン大橋の25年間の経営権を獲得したムカル社は同年10月同経営権を注入することによりアシドケムを逆買収する計画を発表した。8億8000万Mドルの同買収計画の下、最終的にアシドケムはペナン大橋の経営権、メタコープの23.3%の権益、ニックマットの75%の権益を掌握、ムカル・イダマンはこれらの企業の持ち株会社となる。アシドケムはこれ以前に油脂化学事業を2億1200万Mドルでパームコ・ホールディングズBhd及びアルバート・オン・エンロク氏に売却すると発表、証券委員会は売却価格を2億4431万Mドルに修正することを条件にこれを認めている。アズマン氏によると、ムカル社はアシドケムの完全子会社を設立してペナン大橋を間接的に経営すると言う。(STAR:9/2)
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