2002-11-12 ArtNo.30115
◆自動車/石油業界、新排ガス基準に伴いUS$113.7億投資
【ニューデリー】自動車業界と石油業界は、新自動車燃料政策(new auto fuel policy)に定められた排ガス基準を満たすために5万5000クロー(US$113.73億)を投資する必要がある。
エコノミック・タイムズが11月8日報じたところによると、RA Mashelkar委員会は、メトロ(人口100万以上の都市:Delhi/Bangalore/Hyderabad/Chennai/Mumbai/Calcutta等)における全ての四輪車に2005年4月1日以降Euro III排ガス基準を、2010年4月1日以降Euro IV排ガス基準を適応、またその他の地域では、2005年4月1日以降Bharat Stage II排ガス基準を、2010年4月1日以降Euro III排ガス基準を、それぞれ適応するよう提案した。
石油業界は2005年までに1万8000クロー、2010年までに1万2000クロー、合計3万クローを投資せねばならず、自動車業界は2010年までに2万5000クローを投資する必要がある。
業界筋によると、自動車業界の向こう5年間の関係投資は自動車1台当たり5万ルピー(US$1034)になる。ちなみにBharat Stage1からBharat Stage2へのシフトのコストは1台当たり7万5000ルピー(US$1551)、Bharat Stage2からEuro IIIへのシフトのコストは同18万ルピー(US$3722)、Bharat Stage2からEuro IVへのシフトのコストは同40万ルピー(US$8271)と見積もられる。とは言え、実際のコストは関係自動車メーカーが現在用いている技術のレベルにより異なる。こうした中で自動車業界筋は、自動車1台当たりの影響は1万5000ルピー(US$310)以内にとどめる必要があると指摘した。
石油業界にとっては、アップグレードは向こう8年間に段階的に進められるため、深刻な影響を受ける恐れはないと言う。
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