2002-11-11 ArtNo.30099
◆Jindal Iron、負債自己資本比率0.5目指す
【ムンバイ】最近、黒字転換を果たしたJindal Iron & Steel Ltd (Jisco)は、向こう2年間に負債/自己資本比率を0.5に引き下げ、亜鉛鍍金平板/波板(GP/GCシート)の年産能力を現在の55万トンから70万トンに引き上げることを目指している。
インディアン・エクスプレスが11月7日、JISCOのSajjan Jindal会長兼MDの言を引用し伝えたところによると、過去数年にわたる市況の低迷でJISCOは多額の負債を負う羽目になったが、負債さえ低レベルなら、周期的な市況の後退に際しても、深刻な打撃を被る恐れはない。株主に配当を支払うことは、企業の使命だが、当面は負債の返済を最優先する。大部分のキャッシュフローは返済に当て、2年内に負債をゼロにするか、少なくとも負債自己資本比率を0.5以下に引き下げる。
今日の輸出主導の成長と現在の国際鉄鋼価格が維持されるなら、以上の目標を達成できる。今のところ鉄鋼価格が現在の水準を割り込む兆候は見られない。
今会計年度の返済義務は110クロー(US$2275万)で、数年前の75クローに比べ高水準だが、2005年までに50クロー(US$1033万)以下に引き下げる。そのためには最低25%のトップ・ラインの成長を維持する必要がある。
年産70万トンの目標は野心的と言えるが、同社はデボトルネッキングを通じ、コストをほとんどかけずに同目標を実現する方針で、2004年までは如何なる買収も、新規設備の導入も行わない。今年上半期のGP/GCセグメントの収入は30%の成長を見たと言う。
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