SEAnews 2002-11-07 ArtNo.30097

【ムンバイ】グジャラート州Vadodara拠点の製薬会社Alembic Ltd(AL)は、ガラス・ビジネスと特殊化学品ビジネスに進出する。
ビジネス・スタンダードが11月5日報じたところによると、ＡＬはその年次レポートの中で以上の計画を明らかにしている。それによると、ＡＬはガラス、ガラス製品、ガラス産業に関係したその他の製品を製造／輸入／輸出するとともに、基礎有機化学品／中間体／植物原料から家庭用や産業用の殺虫剤を製造することを計画している。ＡＬは、特殊化学ビジネス進出に向け既に特別ビジネス・ユニットを設けている。
インドの製薬会社の中ではNicholas Piramalがガラス・ビジネスを手がけているが、観測筋によると、ガラス・ビジネスへの進出は製薬ビジネスの後方統合化を意味し、製薬事業の営業コストを引き下げるのに役立つ。昨年、ＡＬは経営コンサルタント会社Accentureに、生産性アップ、コスト削減、サプライチェーン・マネージメントの導入等を通じ既存ビジネスを強化・効率化するための青写真の作成を委ねた。
ＡＬはこの他、新成長戦略に基づき、バイオテクノロジー産業進出計画の立案、心血管障害治療薬／糖尿病薬担当部門の設置、一部の製品のフランチャイズ方式への転換、心血管障害治療薬／感染症治療薬等のブランドの買収、企業買収／社内開発を通じた店頭薬部門の強化等を図っていると言う。