SEAnews 2002-10-31 ArtNo.30039

【ニューデリー】全インド自動車運送業者会議(AIMTC:All-India Motor Transport Congress)傘下のトラック・オーナーは11月15日よりストライキを行う方針を決めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月28日報じたところによると、ＡＩＭＴＣは自動車損害保険料引き上げの暫時差し止め、拡幅工事に伴う既存ハイウェー有料化見送り、新ハイウェー料金の見直し、ディーゼル油の価格変動抑制、1865年運送業者法の改正、汚職の温床になっている全国許可制度の廃止等を道路交通ハイウェー省に陳情したが、政府はこうした要求に配慮を払わなかったとし、ストライキを行う方針を決めた。
ＡＩＭＴＣのJ. M. Saksena書記長によると、過去4年におよぶリセッションの結果、業界は26％の設備過剰を抱えており、これは4台に1台のトラックが遊休していることを意味する。このためシングル・トラック・オーナーの大部分がローン返済不能に陥り、廃業の瀬戸際に立たされている。トラック総数の78％がシングル・トラック・オーナーにより所有されていると言う。