2002-10-29 ArtNo.30025
◆Cipla、藤沢子会社含むドイツ企業3社にCFCフリー吸入器納入
【ムンバイ】国内市場シェア第2位の地元製薬会社Ciplaは、ドイツの薬品会社3社-Strada/Hexal/Fujisawa-と、喘息薬ブデソニド(budesonide)を用いたCFC(クロロフルオロカーボン)フリー吸入器のサプライ契約を結んだ。
エコノミック・タイムズが10月25日、CiplaのAmar Lulla重役(MD補)の言を引用し報じたところによると、ドイツにおけるブデソニド吸入器の市場規模は2億米ドルと見積もられる。同吸入器は、臨床試験が完了し、目下ドイツ当局の承認を待っている。Lulla氏はドイツ企業との契約の詳細を明らかにすることを避けたが、アナリストによると、これらのドイツ企業はCipla製吸入器を輸入し、ドイツ国内で利益分与方式に基づき販売するものと見られる。
証券会社筋によると、HexalはCiplaに吸入器30万台を注文している。Ciplaはゴアに設けた新工場で吸入器を製造する。当局の承認が得られたなら、Ciplaの吸入器はドイツにおける最初のCFCフリー吸入器になる。
インド吸入薬市場の75%のシェアを握るCiplaは、CFCフリーのサルブタモール(salbutamol)吸入器及びブデソニド吸入器の販売を既に3年前から行っている。
Credit Lyonnaisの予測によれば、CiplaはCFCフリー・ブデソニド吸入器の輸出により、2003年度には、25~35クロー(US$517万-724万)の利益を上乗せできる見通しだ。またMotilal Oswal証券は、吸入器の認可が今月末までに下りれば、Ciplaは2003年の売上に2000万米ドルを上乗せできると予想している。
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