2002-10-28 ArtNo.30011
◆一昨年の鉄鉱石生産7300万トン、稼働率80-85%
【コルカタ】一昨年(2000-01)の鉄鉱石生産量は7300万トンをマーク、8500万トンの設備能力をベースにした稼働率は80~85%と見積もられる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月24日、鉱物産業サブ委員会傘下の鉄鋼・合金鉄委員会のレポートを引用し報じたところによると、同年の国内消費量は3950万トン、輸出量は3750万トンを記録した。このため両者を合計すると7700万トンとなる。生産量7300万トンを上回る400万トンはピット・ヘッド・ストックで賄われたものと見られる。
同レポートによれば、鉄鉱石の生産を拡張し、第10次5カ年計画の目標を実現することはそれほど難しくないが、鉄道、港湾、その他のインフラ施設の拡張がより大きな問題になる。インド鉄鉱山のピットヘッドにおける採掘コストは、トン当たり5~7米ドルの国際水準に近いものだが、不合理なほど高い鉄道運賃や港湾処理料金が、インド産鉄鉱石の競争力を後退させていると言う。
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