2002-10-28 ArtNo.30009
◆第10次5カ年計画期間に鉄鉱石年産能力を5千万トン拡張
【コルカタ】第10次5カ年計画期間(2002-03/2006-07)には、鉄鉱石の生産能力を現在の年間8500万トンから1億3500万トンに5000万トン拡張する必要がある。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月24日報じたところによると、これは鉄鋼・合金鉄委員会が見積もった数字で、設備稼働率を90%ととして計算している。鉄鋼・合金鉄委員会は、政府の鉱物産業サブ委員会が、第10次5カ年計画期間の鉄鉱石の需給状況を検討するために組織した専門委員会。
現時点における年間8500万トンの生産能力の内訳は以下の通り。公共部門:National Mineral Development Corporation(NMDC)1300万トン(チャッティースガル州Bailadila鉱山/カルナタカ州Donimalai鉱山)、Steel Authority of India Ltd(SAIL)2370万トン(ジャールガンド州/オリッサ州/チャッティースガル州)、 Kudremukh Iron Ore Ltd(KIOL)700万トン(磁鉄鉱精鉱・ペレット)。民間部門:Goa1800万トン、Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)600万トン、ジャールカンド/オリッサ州500万トン、カルナタカ州800万トン。
第10次5カ年計画期間に追加される5000万トンの設備能力の内訳は、以下の通り。Bellary-Hospetセクターの設備能力は、鉱業リース権が延長されるなら現在の800万トンから1800万トンに拡大される見通しだ。同1000万トンの拡張には、5カ年計画期間に稼働が予定されるKumaraswamy鉱山のキャパシティが含まれる。Bailadilaセクター既存鉱区の拡張や10及び11A鉱区の開発により新たに800万トンのキャパシティーを追加できる。この他、Kiriburu/Meghahataburu/Bolani/Kalta/Dalli-Rajhata等、東部地区鉱山の拡張や積み出し効率の改善を通じて、余す3200万~3500万トンのキャパシティーの追加が可能と言う。
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