【ニューデリー】今年第1四半期(2002/4-6)のデスクトップ・パーソナル・コンピューター(PC)販売は50万8000台と、昨年上半期の販売台数の63%を占め、今年通年では190万台を突破する見通しだ。
ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルドが10月22日報じたところによると、情報技術製造業者協会(MAIT:Manufacturers Association of Information Technology)は、このほど初めて発表した四半期報告書の中で以上の数字を明らかにした。それによると、大部分の製品カテゴリーに復調の兆しが見られ、2002-03年通年のPC販売は昨年の165万台から190万台以上に15%の成長が見込まれる。今年第1四半期のデスクトップPC、ノートブック、ドット・マトリクス・プリンター、レーザー・プリンターの販売は、昨年上半期のほぼ3分の2に達した。
サーバー、インクジェット・プリンター、無停電電源装置(UPS)の今年第1四半期の販売は、昨年上半期の約50%を占めた。
一般に第2四半期(7-9月)の売上は、第1四半期のそれを上回ることから、2002-03年上半期の情報技術(IT)製品の販売は、2001-02年上半期のそれを上回ったものと見られ、市場には明らかに復調の兆しが生じている。
MAITの予測によると、今年第1四半期には、ノートブック及びラップトップPCが合計1万3677台、サーバーが1万2694台、ドット・マトリクス・プリンターが9万9833台、インクジェット・プリンターが10万4000台、レーザー・ジェット・プリンターが1万7269台、それぞれ販売された。
ビジネス領域では、銀行、教育機関、政府、IT部門、IT関連企業がハードウェア企業の復調に弾みをつけた。
家庭領域では、値下げ、プロモーション・スキーム、ローン・ファシリティー等が市況の回復を刺激したと言う。