SEAnews 2002-10-24 ArtNo.29999

【ニューデリー】今年9月のインフラ中核部門6業種(原油/石油精製/石炭/電力/ｾﾒﾝﾄ/鉄鋼完成品)の成長率は、今年に入って以来5％を上回る成長を記録して来たが、9月には1.7％(4.1%)に鈍化した(括弧内は昨年同期の数字、以下同様)。
ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが10月22日商工省の発表を引用し報じたところによると、9月の成長率鈍化は主に石炭、電力、原油生産の不振に伴うものだが、昨年9月には、年初(4月)以来最高の4.1％の成長が記録されており、比較の対象がもともと高水準だったことが、成長鈍化の一因になった。
業種別に見ると9月には鉄鋼完成品の生産が最高の7.6％(1.8%)の成長を記録、以下石油精製2.8％(-2.1%)、原油0％、電力－0.4％(4.7%)、セメント－0.7％(-16.4%)、石炭－2.4％(9.6%)と続く。
インフラ中核部門6業種の今年上半期(2002/4-9)の伸び率は6％と、昨年同期の1.5％から顕著な回復を見た。業種別に見ると、セメント9.8％(3.4%)、鉄鋼完成品9.3％(-0.9%)、石炭5.9％(2.1%)、石油精製5.6％(4.2%)、原油5.2％(2.9%)、電力3.4％(3.2%)と続く。