2002-10-22 ArtNo.29989
◆リライアンス、IPCLブタジエン・ゴム製造能力を2倍に拡張
【アーマダバード】Relianceグループは最近政府持ち分を買収したIndian Petrochemicals Corporation Ltd (IPCL)Barodaコンプレックス(グジャラート州)のブタジエン・ゴム製造能力を2倍の10万メートル・トンに拡張、ブタジエン・ゴムとC4留分下流部門業務に本腰を入れる。
エコノミック・タイムズが10月19日報じたところによると、リライアンスはグジャラート州Haziraに設けたそれ自身の石化コンプレックスでも同様の拡張計画を実行するものと見られる。75万メートルトンのナフサ・クラッカーを擁するハジラ・コンプレックスは、エチレンとC4下流部門製品を製造している。
エチレンはポリマーの製造に用いられ、またC4はポリブタジエン・ゴム(PBR)等の下流部門製品の製造に用いられる。PBRとスチレン・ブタジエン・ゴム(SBR)は、天然ゴムの代替品としてタイヤの製造に使用される。
Reliance Industries Limited(RIL)筋によると、国内で唯一PBRの製造を手がけるIPCLは地元タイヤ産業が必要とするPBRの44%を供給している。タイヤ産業の残りの需要やタイヤ産業以外のPBR需要は輸入品により満たされている。輸入PBRの85%はタイヤ産業により、残りの15%は非タイヤ産業により、それぞれ消費されている。インドにおける2001-02年の合成ゴムの年間生産量は45万トンに達した。
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