SEAnews 2002-10-22 ArtNo.29987

【コルカタ】ドイツの途上国向け投融資会社ＤＥＧ(Deutsche Investitions- und Entwicklungsgesellschaft mbH)は、西ベンガル州Kolkata拠点のUsha Beltron Ltd(UBL)に長期債権として1000万ユーロ(US$969万)を投資する方針を決めた。
エコノミック・タイムズが10月19日報じたところによると、ＤＥＧローンの満期は8年、年利は欧州銀行間金利(Euribor)上乗せ2.75％。
ＵＢＬは同資金をジャールカンド州Jamshedpurの既存鉄鋼プラントに隣接して設ける年産10万トンの直接還元鉄(DRI)プラント及び7.5ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の複合発電施設の建設費用の一部に充当する。
ＵＢＬのPrashant Jhawar副社長はDEGのW Kolte重役(CEO)とともに先週水曜(10/16)ケルンにおいて関係借款契約に調印した。
ワシントン拠点のInternational Finance Corporation (IFC)は先月、ＵＢＬに120.5クロー(US$2458万)を供与することを認めた。この内17.5クロー(US$357万)は出資で、ＩＦＣは約14％のシェアを手に入れた。コルカタ拠点のJhawar一族は、ＩＦＣの出資に合わせて新資金を注入、その持ち分を24％から31％に引き上げたが、国内金融機関のシェアは17％から11％に、一般投資家のそれは59％から46％に、それぞれ縮小した。