【チェンナイ】韓国三星電子(Samsung Electronics Co)の情報技術(IT)/テレコム子会社Samsung Electronics India Information and Telecommunications Ltd (SEIIT)は、インド南部のレーザー・プリンター市場の開拓に本腰を入れている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月12日、SEIITのAnish Srikrishna課長(Country Product Manager)の言として伝えたところによると、南部はSEIITの売上にボリュームで32%、額で40%貢献しており、今年の貢献率は45%に達する見通しだ。
中小企業とデスクトップ・パブリッシング(DTP)部門がレーザー・プリンター販売の成長を牽引しており、取り分け新技術の導入に積極的な南部地区における成長が著しい。SEIITはチャンネル・パートナーの数を現在の50社から200社以上に拡大、また南部地区に新たに20のサービス・センターを設ける計画だ。
今年末までに複合プリンター(multifunctional printers)を3機種、レーザー・プリンターを5機種発売、一連のネットワーク・プリンターの発売も計画している。低いTCO(total cost of ownership)と高いROI(return on investment)がレーザー・プリンターの普及に拍車をかけており、今後、インクジェット・プリンターに代わりレーザー・プリンターのブームが生じる見通しだ。またSOSB(small office small business)と政府部門がレーザー・プリンター販売の成長を牽引するものと見られる。
市場調査会社International Data Corporation (IDC)によると、SEIITのプリンター・ビジネスは昨年15%の成長を見た。こうした中でSEIITは今年は30%の成長を見込んでいると言う。