2002-10-15 ArtNo.29938
◆Majestic、伊デザイナーの支援下にバイク/スクーター市場参入
【ハイデラバード】年商7000クロー(US$14.28億)のHero groupに属するMajestic Auto Ltd (MAL)は、イタリアの指導的デザイン会社IDEAの支援下に既存のモーペッド及びスクータレット・カテゴリーを補強する一方、これまで手がけて来なかったモーターサイクルやスクーター新モデルも発売、二輪車市場の全てのセグメントにプレゼンスを築く計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月13日、MALの株主に宛てた回状を引用し伝えたところによると、今会計年度の売上の伸びは僅かにとどまる見通しだが、一連の新製品が市場に投入される次期会計年度以降は顕著な拡大が見込める。
昨年は、米国拠点のBriggs and Stratton社の支援下に高燃費の4ストローク・エンジン車(Hero Puch)を含む複数のモーペッド新モデルを発売したものの、モーペッド市場全体の縮小で、営業額は、160.71クロー(US$3278万)と、前年の206.39クローから22.13%ダウン、純損失は前年の3.98クローから18.36クロー(US$374万)に拡大した。払込資本33.83クロー(US$690万)、準備金及び余剰金合計34.11クロー(US$696万)に対して累積損失は21.59クロー(US$440万)に達した。
モーペッドの減産で設備稼働率が低下する中、MALは昨年、Hero Honda Motors Ltd(HHML)向けサイレンサー・コンポーネントの製造を開始した。目下より多くのコンポーネントをHHML向けに製造するアレンジを進めている。
売上の2.16%を研究開発(R&D)に投じ、6ヶ月ごとに新モデルを紹介することを目指すMALは、目下独自開発したステップスルーを市場に投入する最終段階の準備を進めている。来年は70ccの2ストローク・モデルの発売を計画している他、全ての4ストローク・モデルのフロント・サスペンションを補強、また農村向け4ストローク・モデルを発売する計画だ。この他、新排ガス基準を満たす技術改良にも取り組んでいると言う。
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