2002-10-14 ArtNo.29922
◆Zydus Cadila、腸チフス・ワクチン発売準備
【ムンバイ】グジャラート州Ahmedabad拠点のZydus Cadila Group(ZCG)は、腸チフス・ワクチン製造施設の完成を待って2003年3月に同ワクチンを発売する計画だ。
インディアン・エクスプレスが10月7日、ZCGスポークスパースンの言を引用し報じたところによると、8.88クロー(US$181万)を投じ、年産600万ドースの製造設備が設けられる。ZCGは独自開発した発酵ベースの技術を応用し、ワクチンを製造する。
業界消息筋によると、腸チフス・ワクチンの製造は数年前にインドで流行したものの、これらの大部分は最新の遺伝子組み換え技術を応用したものではなく、低品質な血漿ベースのものであったため、インド政府が規制に乗り出した。この結果、今では国産品はBiomedのもののみが国内販売されている。世界的にはAventis Pasteur、GlaxoSmithKline、Key Stone Labs等が腸チフス・ワクチンを製造しており、ZCGはこれまで輸入品の“VacTyph”を1ドース200ルピーで販売して来た。最近Wockhardtは1ドース100ルピーの製品を発売したが、独自技術の採用によりZCGは、販売価格を一層引き下げることができる見通しと言う。
|