2002-10-14 ArtNo.29919
◆Solaris、特殊化学/生物化学に照準、年商US$1億目指す
【ニューデリー】このほど社名をSolaris ChemTech Ltd(SCTL)に改めた、BILT Chemicalsは、特殊化学品とバイオケミカルに照準を合わせ、2005年までに現在250クローの年商を500クロー(US$1.02億)に拡大する計画だ。
インディアン・エクスプレスとヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月9日報じたところによると、SCTLのManoj Dutt重役(MD)はこのほど記者会見し以上の抱負を語った。それによると、BILT ChemicalsからSolaris ChemTechへの社名変更は、グローバル化学ビジネス領域における野心的成長実現の意気込みを象徴しており、急成長企業に変身を遂げる記念碑とも言える。
年商1500クロー(US$3.06億)のBallarpur Industriesグループに属するSCTLの製品は、燐酸塩、クロロアルカリ、臭素、臭素化学、バイオケミカルの4領域に分けられ、カルナタカ州Karwar、Khavda、Singach、グジャラート州Barodaに工場を有する。SCTLは今後取り分け臭素、臭素化学、バイオ化学部門に照準を合わせる。
グジャラート州Baroda近郊のクエン酸製造施設買収を通じてバイオケミカル領域への進出を果たしたSCTLは、クエン酸工場の年間キャパシティーを技術的アップグレードを通じ2万5000トンに25%拡大した。同工場の製品の3分の2は輸出する計画で、今年はクエン酸8000トンの輸出を目指している。コカコーラとスイスのキャドバリー シュウェップスに対するクエン酸納入交渉も進めている。
北米、欧州、アフリカにおける国際市場開拓の努力もスタートしており、6ヶ月以内に市場シェアを50%以上に拡大することを目指している。
SCTLは特殊化学/バイオケミカル事業の足場を強化する狙いから、特殊化学合成関連顧客を有する年商1000万~3000万米ドルの英国拠点企業を買収することを計画していると言う。
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