SEAnews 2002-10-10 ArtNo.29913

【バンガロール】Wipro Technologiesは、伝統的にHP-Compaq／IBM／Accenture／KPMG等のトップ・コンサルタント会社の縄張りとされて来たビジネス・インテリジェンス(BI)／データ・ウェアハウジング(DW)市場の開拓に照準を合わせている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月7日伝えたところによると、ウィプロ・テクノロジーＢＩ／ＤＷ業務担当のVivek Bhasin重役(GM)は同紙に以上の消息を語った。それによると、ＢＩ／ＤＷは米国、欧州、日本が主流で、これまでアジア太平洋地域がＢＩ／ＤＷ技術の舞台と見なされることはなかった。しかし、当初フォーチュン200企業に限られていたＢＩの需要が、フォーチュン2000企業にまで拡大する中、インドの大手企業もＢＩ／ＤＷに少なくとも目を向けるようになった。
既に4年前から同領域に投資して来たウィプロは375人のコンサルタントを擁し、顧客も50社を数える、コンサルタンシーから導入までエンド・ツー・エンドのサービスを提供している。
市場調査会社Cutter Consortiumは、ウィプロの技術や導入面の専門ノーハウに折り紙を付ける一方、国際的ブランド・イメージの構築に努める必要を指摘している。ウィプロは目下のところは、主に既存の顧客ベースを利用し、ＢＩサービスの提供拡大を図っていると言う。